これから建築士として独立される場合、建築士事務所の登録と合わせて、会社を設立して法人化される方も多くいらっしゃいます。
1つ1つの手続きは、建築士事務所協会や法務局に確認しながら進めれば、手間はかかりますがそこまで難しい手続きというわけではありません。しかし、同時進行でできるだけスムーズに(開業までの期間を短く)進めようとすると、意外と頭を悩ませることが多いのではないでしょうか。
当事務所は、これから起業する方、会社を作られる方、営業の許可や免許を取得される方のサポートを主力業務とする行政書士・社会保険労務士事務所です。これまでの実績に基づくノウハウによって、様々な行政手続きをスムーズに進行いたします。
建築士事務所として独立・法人化をご検討中の方は、まず当事務所の無料相談をご活用の上、無駄のない事業開始へつなげていただければと思います。
建築士事務所の法人化(会社設立)
建築士として独立し、会社の形態で事業を開始するためには、まず会社を設立する必要があります(先に建築士事務所の登録を行ってしまうと、会社を作ってから法人の登録をしなければならず二度手間になってしまうためです)。
会社名は「一級建築士事務所(または二級建築士事務所)○○株式会社」や「株式会社○○一級建築士事務所(二級建築士事務所)」というように、事務所名の他に会社の形態を表す「株式会社」といった名称にします。
株式会社として法人化される方が多いですが、最近はよりフレキシブルに運用が可能なことから、合同会社として設立される方も増えています。
※ここでは株式会社と合同会社の区別については触れませんが、もし会社の形態でもお悩みであれば、無料相談の際にお伝えください。アドバイスいたします。
会社を作って法人化することによって、建築士さんの肩書きは「建築士」であるとともに「代表取締役(合同会社の場合は代表社員)」でもあることになります。
建築士事務所の法人化に必要なコスト
建築士事務所を法人化する場合、会社を設立する際に必要となるいくつかのコストが必ず発生します。
会社の形態 | 株式会社 | 合同会社 |
---|---|---|
印紙代 | 40,000円 | 40,000円 |
定款認証手数料 | 約50,000円 | なし |
登録免許税 | 150,000円 | 60,000円 |
合計額 | 240,000円 | 100,000円 |
株式会社よりも合同会社のほうが、初期費用に関しては安く抑えることができます。
なお、当事務所にて設立を進める場合、電子定款の形式で定款を作成しますので、印紙代40,000円は不要です。
上記コストの他には、いずれの会社形態を選択するにせよ会社の実印を作る料金が別途かかります(ネットで頼めば1,000円程度で購入できることもあるようです)。
建築士事務所登録の手続きとコスト
建築士事務所として営業を開始するためには、建築士事務所協会への登録を行うことになります。手続きに関しては以下の記事にて紹介しています。
登録に際して必要なコストは、概ね以下のようになります(東京都で建築士事務所の登録を進める場合)。
一級建築士事務所の登録 | 18,500円 |
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二級建築士・木造建築士事務所の登録 | 13,500円 |
手続きに必要な日数
建築士事務所の法人化は、会社設立の手続きと建築士事務所登録の手続きの二段階になりますが、前者が概ね(急ぎで)7日前後、後者が5~10日前後かかります。両手続きを合わせると、2週間から3週間で進めていくイメージになります。
もっとも、会社設立にかんしては社名で悩んでしまったり、実印の作成に手間取ったりすることも多いため、上記はあくまでスムーズに手続きが進行した場合の目安になります。
建築士事務所の法人化サポート
当事務所では、これから建築士として独立し、事業を法人化して事務所運営を始めたい方のために、会社設立手続きと建築士事務所登録手続きを総合的にサポート・代行させていただくサービスを提供しています。
手続きをサポート・代行させていただく料金は必要になりますが、間違いのない会社設立とスムーズな登録手続きが可能になり、安心して事業を開始いただけます。(当事務所にご依頼いただく場合、電子定款で作成しますので、上記でご説明しました定款に貼るための印紙代40,000円はコストカットできます)
料金(株式会社を設立して建築士事務所を始める場合)
会社設立 | 55,000円 |
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建築士事務所登録 | 55,000円 |
同時割引 | -11,000円 |
合計 | 99,000円 |
建築士事務所の法人化でお困りの方は、お電話・メールにてお問合せください。